ファウンテインズ・オブ・ウェインのアダム・シュレシンガーが亡くなったことを今日知りました。
思った以上にショックです。志村けんが死んだのよりもぼくには痛い。
好きなミュージシャンが死んだことそれ自体もショックだし、原因が新型コロナウィルスだったってのも重ねてショックだ。
有名人の罹患のニュースはちょいちょい入ってきますが、アダムよりずっと高齢のトムハンクスだって回復したみたいだし、そうそう死までは至らない感染症なんだなって、舐めてたんだと思います。ニュースを目にして、なんだが急に他人事でなくなったかのような、切迫した怖さを感じました。分かってたことですが、新型コロナで人は死ぬのだ。それも誰かにとって大切な誰かが死ぬのだ。という認識が身に染みてきました。痛い。52歳。うそでしょ? たのむエイプリルフールのネタであってくれ。悪趣味だが、事実であるよりはよほどいい。そんな風に思って他のニュースもチェックしましたが、どうやら本当でした。勘弁してくれよ。洒落になんねえよ。ひどい。受け入れがたい。
ファウンテインズがどうやらもう終わってしまったことは、そろそろ納得しつつあったつもりでしたが、これは受け入れがたい。クリスのソロが4年前で、アダムがモンキーズに新曲を提供したのが3年前か。得意のフェイク60’sな楽曲で、アダムも相変わらずやってるなーとか思ってたのだけど。その次の知らせが、唐突な訃報であるなんて・・・もっとずっと歳をとってから、おじいちゃんになった二人のリユニオン、そんな未来図まで想定していたというのに、もうそれもありえないのだ。
思えば、ぼくにはファウンテインズよりも前に『すべてをあなたに』のアダムだったわけで、あの映画が、あの楽曲が、60年代に憧れる90年代キッズだったぼくをどんなにか喜ばせてくれたことか。ファウンテインズではぼくはどちらかといえばクリスびいきではあったが、アダムもいくつもいくつも素晴らしい曲を書いていた。メロディメイカーとしての技量は拮抗していたが、バンドをスターダムに引き上げたキャッチーネスはアダムのセンスのたまものだった。「すべてをあなたに」のほかにも「ラブソングができるまで」の主題歌もアダムの作だ。どうしてそんなにぽんぽんイメージどおりの、キャッチーな曲を書けるのかと。
stacy's momがまあ一番有名だが、好きなアダム曲なら、やはりgirl i can't forget、 baby i've changed、utopia parkwayに、それからもちろん







ただの1ファンのぼくでさえ、こんなに動転しているのだから、クリスの痛みは想像もできない。人一倍繊細な人だから心配だ。直近はどうだったのだろう。バンドはブレイクアップしちゃったけど、会ってたりはしたのだろうか。アダムとの、良い思い出がきっといくつもあるはずだ。それを慈しんで欲しい。

ぼくには何も出来ない。世界を憎もうとまでは思わないが、ここはそういう世界だとすんなり受け入れたくもない。ぼんやりした無力感の中で、ただ彼の作った曲を思い出し、彼の死を悼むだけだ。