こんなの・・・こんなの同人誌かよ。

ということで、つい昨日公表された曲で、ジェスカ・フープとケイト・ステイブルズ、ぼく的ツートップがまさかの共演! これまで二人の他のミュージシャンとの共演とかを見るにつけ、ケイトとジェスカ一緒にやらねえかな、なんて夢想したこともたびたびでしたが、こんなふうにあっさりと夢想が現実化することってあるんですね。



相変わらずすごい・・・。ギターだけの伴奏だのに何も欠けているところがない。きらきらしている。ソロのレコードやアイアンアンドワインとの共作アルバムでも明らかなことだが、ジェスカの曲はハーモニーの作り方も独創的でぶっとんでいる。
ケイトステイブルズは「魔法の水晶玉のような曲」と形容している。「ジェスカフープのソングライティングは次のレベルのその上を越えている。わたしがさせてもらったもののうちで、一番やりがいのある、充実したヴォーカルパートのひとつだった。歌うのがぞくぞくするほど愉しかった」と。世辞や社交辞令ではないと思う。なぜこの人がもっと支持されていないのか分からないのだが・・・
調子にのって贅沢を言わせて貰うなら、いっそのこと、デュオアルバムやってくれねえかな。それが実現したら、ネクストS&G探しの終着点になるような気がするんだが。

と別件で、
夢の共演まではいかなかったが、昨年のポールサイモンのファイナルツアーにジェスカフープも参加していたらしい。そのときのことを話したインタビュー。言語化はあまり上手ではない感じ。その大分前にも、ウェブ雑誌で5曲のプレイリストを作る企画に答えて、サイモンの曲を挙げているから、降って湧いた敬意ではないわけだ。フープが選んだのは以下の5曲。ジェスカの多面性を一覧するかのようなラインナップだ。

Randy Newman – I Think It’s Gonna Rain Today
Les Mystres Des Voix Bulgare – Ergen Deda
The Knife – Still Light
Paul Simon – The Obvious Child
PJ Harvey – To Bring You My Love

「ポール・サイモンの『リズムオブザセインツ』は私のオールタイムフェイヴァリットのひとつ。汲みつくすことのできない偉大なレコードのひとつ。この曲がかかっていたら、じっと座っていることなんてできなくなる。こんな感覚で、曲を書けたら、演奏ができたらって、願うことくらいしかできないわ。」と。

目前に迫ったジェスカのニューアルバムを愉しみに待ちたい!