最近よくやるユーチューブめぐりで見つけた一曲。



ケイト・ヤング。別名ケイトインザケトル。スコットランド出のフィドラー&シンガー&コンポーザーということで。どちらかといえばトラッド畑の人なんだろう。ジェスカ・フープの余波もあって、こういう旋律を求めていたところなのだ。これはやっぱりスコット~ケルトの旋律なのだな。といって、普通のトラッド曲だとぼくには面白くないわけだけど、この人は創意を感じられるオリジナルの曲作ってて、ビビっときたね。ケルトだけじゃなくインド音楽とかも取り入れてるふしもある。




いいですねー。
とは言え人気があるとはいいがたい状況のようで、アマゾンのカタログにはグループとして出したこれ


LaylamLaylam
Carthy Hardy Farrell Young

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が、あるきりで、ソロでのアルバムはフィジカルのCDリリースもしていないみたい(バンドキャンプでダウンロード販売はしてる)。こういうのはネットがない時代だったら到底出会えなかった音楽なんだろうなあ。そんなにゴロゴロいる才能じゃないと思えるし、そりゃウェインルーニーみたいな顔してるけども、有能なポップ畑のプロデューサーとかがついてくれれば、それなりに売れたりしてもおかしくないんじゃないとか思うけど。その辺のことはぼくにはよく分からないけれど、確かなことは、ぼくは彼女の曲をもっと聞きたい。

で、彼女はパトレオンというクラウドファウンディングサービスに登録もある。こんなサービスもあるのだなあ。時代だなあ。レコード会社じゃなくて、個々人が直接に金を出してアーティストをサポートするという。うまくいったのなら、出し手のほうも誇らしくて楽しいでしょうね。このサービスはミュージシャンだけのものではないけれど、ミュージシャンではアマンダ・パーマーさんがこのパトレオンや同種のサービスによって、レコード会社に拠らずに音楽制作を可能にしているらしい。サイトを確認すると11万人強のパトロンがいる。で、ケイトヤングはというと6人・・・。アマンダさんは元々の知名度とかその他もろもろあったから成り立ったのだろうが、まったく無名のミュージシャンがこのサービスによってキャリアを築いていくってことは、なかなか厳しいのには違いない。大衆受けするって感じの音楽でもないですしね・・・。

この記事見て、彼女の音楽を気に入った、懐の暖かい好事家の方、7人目のパトロンはあなただ!