全国のサイモン&ガーファンクルファンのみなさんこんばんは。今宵も「次のサイモン&ガーファンクルを探せ」の時間がやってまいりました。
みなさんはすでに世間を騒がせているらしいブラック・サイモン&ガーファンクルをお聞きになりましたか?
これですこれ。
なにかのテレビショウの企画みたいなものらしいですが、評判になってアーティ本人と共演するという展開にまでなったとか。こういう企画が受けるというのはS&Gが今もレジェンドである証ですよね。
でもね、ぼくはちょっと気に入らないんですよね。内心腹たってますよ。明らかに小ばかにしてるニュアンスありますよねこれ。歌詞は知らないですが、「I can't feel my face」って題して、本来陽気な笑顔の似合いそうな黒人二人がわざとらしい無表情で歌ってさあ。まあコメディなんてそんなもんだしいいんですよ別に。アーティまででできちゃって。いやそれもいいんですよ。こういう企画はぼくらの音楽を侮辱しているとかいうような偏屈ジジイでいるよりは、若造のやることを寛恕として受け止めてやる懐の深さというか優しさというか、アーティにはそうあって欲しいものです。
こういうのをやるのは別にいいし、むしろやってほしいくらいだし、それにアーティが絡むのもかまわない。
でも気に入らないんですよね。何がっていったら、結局、曲ですよね。曲さえよければ、OKなんですけどね。曲がたいしてよくないんですよね。一見それっぽいけど、ぜんぜんなっちゃいない。個々の声のキャラもない。ハーモニーにしてもしっかりS&Gを研究して考えられたという感じがちっともしない。模倣の深度が浅いんですよね。やるんならもっとちゃんとやれと。ぼくがいいたいのはそういうことですよ。まあね、コメディだからね、仕方ないんだけどね。
と、モヤモヤとしていたわけですが、そんなぼくのモヤモヤを晴らしてくれたのが、ミルク・カートン・キッズです。そう本題はこれで、これを見つけた記念に書いておきたかった。
詳細は知らないしまだレコードも入手してないんだけど、ぼくはながいことS&Gっぽいミュージシャンって意識して探してますけど、ここまでいい線いってるのは初めてくらいかもしれないです。曲によっては、もう少しアメリカンカントリーっぽい要素の強いものもあって、ギタープレイもちょっとそんな感じがあって、もちろんそれが彼らの個性を作っているわけだけど、この曲なんかはかなりS&Gに寄っていて、聴いたとき軽く感動しました。二つのヴォーカルのこの距離感なんですよねたぶん。もちろんある程度意識はしているし参考にもしているだろうけど、自分の足場も放棄して模倣しにいっているというのではなくて、自然に彼らの表現の枝の延長上でS&Gに近づいているという、まっとうな感じしますよね。世間的な評価はさっぱり分かりませんが、ルックスも雰囲気あるし、もしかしたらこれが最良の曲かもしれないですが、曲もいいです。こういうメロディ感覚ってブラックのミュージシャンにはないんですよね。
みなさんはすでに世間を騒がせているらしいブラック・サイモン&ガーファンクルをお聞きになりましたか?
これですこれ。
なにかのテレビショウの企画みたいなものらしいですが、評判になってアーティ本人と共演するという展開にまでなったとか。こういう企画が受けるというのはS&Gが今もレジェンドである証ですよね。
でもね、ぼくはちょっと気に入らないんですよね。内心腹たってますよ。明らかに小ばかにしてるニュアンスありますよねこれ。歌詞は知らないですが、「I can't feel my face」って題して、本来陽気な笑顔の似合いそうな黒人二人がわざとらしい無表情で歌ってさあ。まあコメディなんてそんなもんだしいいんですよ別に。アーティまででできちゃって。いやそれもいいんですよ。こういう企画はぼくらの音楽を侮辱しているとかいうような偏屈ジジイでいるよりは、若造のやることを寛恕として受け止めてやる懐の深さというか優しさというか、アーティにはそうあって欲しいものです。
こういうのをやるのは別にいいし、むしろやってほしいくらいだし、それにアーティが絡むのもかまわない。
でも気に入らないんですよね。何がっていったら、結局、曲ですよね。曲さえよければ、OKなんですけどね。曲がたいしてよくないんですよね。一見それっぽいけど、ぜんぜんなっちゃいない。個々の声のキャラもない。ハーモニーにしてもしっかりS&Gを研究して考えられたという感じがちっともしない。模倣の深度が浅いんですよね。やるんならもっとちゃんとやれと。ぼくがいいたいのはそういうことですよ。まあね、コメディだからね、仕方ないんだけどね。
と、モヤモヤとしていたわけですが、そんなぼくのモヤモヤを晴らしてくれたのが、ミルク・カートン・キッズです。そう本題はこれで、これを見つけた記念に書いておきたかった。
詳細は知らないしまだレコードも入手してないんだけど、ぼくはながいことS&Gっぽいミュージシャンって意識して探してますけど、ここまでいい線いってるのは初めてくらいかもしれないです。曲によっては、もう少しアメリカンカントリーっぽい要素の強いものもあって、ギタープレイもちょっとそんな感じがあって、もちろんそれが彼らの個性を作っているわけだけど、この曲なんかはかなりS&Gに寄っていて、聴いたとき軽く感動しました。二つのヴォーカルのこの距離感なんですよねたぶん。もちろんある程度意識はしているし参考にもしているだろうけど、自分の足場も放棄して模倣しにいっているというのではなくて、自然に彼らの表現の枝の延長上でS&Gに近づいているという、まっとうな感じしますよね。世間的な評価はさっぱり分かりませんが、ルックスも雰囲気あるし、もしかしたらこれが最良の曲かもしれないですが、曲もいいです。こういうメロディ感覚ってブラックのミュージシャンにはないんですよね。
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デビュー時、ミルク・カートン・キッズはデビュー・アルバムが無料でダウンロードできました。
「インサイド・ルーイン・デイヴィス」の音楽ドキュメンタリー映画「Another Day Another Time」では彼らは「サイモン&ガーファンクルなんか聴いたことがない」とジョークを言ってました。